みずき彩菜はヒトと畑をとりまくイキモノを大切にする家族経営の野菜栽培農家です。

2011年３月、大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故により、200ｋｍ離れた私たちの圃場もこれによる放射性物質の影響を受けることになりました。

 みずき彩菜では、同年9月より生産物や圃場の放射能測定を積極的に進め、汚染状況の確認を行いました。また、2012年4月には仲間の生産者や流通業者と市民測定所を立ち上げ、測定手段の市民への提供を行うとともに、講師を招き放射能汚染に対応方法を探る講習会等を開催しています。 

みずき彩菜では、放射能対策として以下のことを実行しています。

 

 

2012-2013年に行った詳細測定（圃場ごとにその全品目を1サンプル以上測定）では、すべて不検出（検出下限5-10Bq/kg）です。

 　放射能対策を多くの専門家の意見やお話を伺って探っていく過程で、それは私達の目指していた「おいしい野菜・健康な野菜」をつくる農法とかなり重なっていることがわかってきました。一方、カリウムを大量に施用すれば放射性物質の吸収を比較的簡単に抑制できるようですが、カリ過剰により野菜の健全性を損なってしまい、放射性物質はないけれども、おいしさも栄養もない、という事態になってしまったら本末転倒と考えています。

原発事故で大気中に放出された放射性セシウムの総量はなんと5kg程度にしかならないそうです。そんな量でもたいへんな影響を及ぼしているわけですが、栽培の工夫と細心の注意によって、それに打ち克つことは十分可能だと私たちは考えています。

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